名古屋から高速バスで富山まで行き、海岸線を走る地方路線を乗り継ぎ直江津駅まで到着した。 この直江津駅に到着した理由は佐渡島まで行く手段として2つあり、新潟からフェリーに乗り両津港へ行く手段か、直江津から小木港へフェリーで行く手段があり
僕は後者の手段をとり佐渡島へ渡る予定であった。しかし、雨が降り出し波もしけてき始めたため直江津からフェリーが出航するのか確認したところ、小木港へ行くのは問題ないでしょうと回答があったものの帰りの便が微妙ですと伝えられた。
さらに翌日はさらにひどくなると言われ、泊まっても翌日帰ってこれないかもしれないと注意を受けた。
ここまで来て一瞬どうしよう? もう帰ろっかな?っと思ったものの、ここに来るのはいつになるのか分からないため一歩踏み出すことにした。 フェリーに乗り込んだ途端、雨足が強くなり窓に雨粒が強く弾き始めた。
小木港に到着し外に出てみると風が強く吹き付け、これは夕方の帰りの便は欠航になるだろうっと悟った。
案の定、小木港からバスに乗り目的地の菅原神社へ到着し撮影をし始めたころにはホームページ上に小木港から直江津便のフェリーは欠航となった。
今回、このエロチックな奇祭は杉岡幸徳氏の著書「奇祭」を手に取った際に興味深い気持ちで読み込んだ。
性を祭った佐渡島の伝統芸能であり、子孫繁栄、五穀豊穣を祈願する無形民俗文化財である。
股間に木の棒を挟み上下前後へ動かすさまは露骨であり、今の時代大丈夫なの?っと疑ってしまうほどである。
さらにネーミングが「つぶろさし」 「つぶろ」が男性器を示し「さし」がさするを意味する。
棒の先端には穴があいており、踊りの終盤
には「木の棒」をさすり先端を触り何かを拭い取って周りにまき散らす仕草を行う。
まさにそれは、「種」を蒔いていることを意味している。
踊り自体は非常に短いが、インパクトがあるのは事実である。 ちなみに、おかめの女性を「ササラスリ」、顔を覆っている人物を
「銭太鼓」と言う。「ササラスリ」は美人という設定で両手に持った竹片で擦り合わせながら「つぶろさし」を誘惑している。
さらに、「銭太鼓」は顔は綺麗じゃないけどボディが素晴らしくお金持ちという設定で三角関係を表している。
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